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2006年04月20日

Ⅰ-4. 川下からの発想⑩

売上基準金額⑤

 右肩上がりが当たり前、昨年と同じ売り上げならそれは危惧す
べきこと、実質マイナスであるなどとよく言われます。

 経済の論理だけが際限のない、右肩上がり。でも現実社会はす
べて円、サークルを描いています。経済も大きな目で見ると必ず
バランスが取れていて、どこかの売り上げが上がればどこかが下
がっている。また経済が発展すればするほど環境が破壊されてい
るとも言えます。

 「目標基準金額」の話をすると「あなたのところは目標基準金
額をクリアなされているようですが、そうすると、この先やる事
がないのでは?」と良く聞かれます。

 そう質問される方はまだまだ経済至上主義の考えから抜け出て
いないのである。この世界情勢、お金を稼ぐ以外にもやる事は多
々ある。それこそ体で出来る社会貢献がたくさんあるし、それこ
そが一番必要なのではないかと思います。そして「農」の社会貢
献度はこれからますます大きくなってくるはずである。数字にか
まけている場合ではないのだ。

 農業という産業は環境と共存出来る数少ない産業なのです。

 そして自然の恵みである「農」に真摯に向き合うと今の経済至
上主義と農は合わないということが見えてきます。農家は収入が
少なくともあんがい豊かな暮らしが出来るのはご承知の通り。

 それを収入が「少なくても」ではなく、収入が「少ないからこ
そ」精神的に豊かな暮らしが出来ると前向きに考えるひとつの手
段が目標基準金額でありミニマム主義です。

 資本主義は稼ぐ自由もありますが、稼がない自由というのもあ
るのです。せっかく「農」の道を選ぶなら、心が自由な道を選び
ましょう。

投稿者 gensankimuchi : 2006年04月20日 09:09

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コメント

はじめまして、沖縄の渡嘉敷島に住む久野裕一と申します。
以前、漬物を注文させていただきました。

なんか、以前と微妙に変わったような感じを受けました。
(商品ではなく、スタンスが)

実は、うちも新規就農組の百姓で、10年ほど前、埼玉小川町で1年実習し、沖縄の渡嘉敷島というところで有機農業をやっています。

実習している時は、地産地消、安くおいしく安全に、というのが優先事項でしたが、就農して10年、スタンスが変わりました。

もし、埼玉小川町近辺で就農していたら、そのままのスタンスで、時給も何も考えずに、バリバリ働いて、収入はぼちぼち、理想を追い求める頑固な有機農業者になっていたんじゃないかなと思います。

たまたま、就農先として選んだのが、かなり条件の悪い地域だったので、いろんなことで工夫をしてこなければいけませんでした。

その結果、
農産物の適正価格というのを考えるようになりました。

いまのうちの『基準価格』は、売上1400万円、純収入800万円、夫婦2人で年間4000時間働いて、単純時給2000円。経費のなかに、視察、セミナー等、自分に対する投資がかなり含まれています。

しかし、現実はまだまだ、恥ずかしい限りです。
というか、働きすぎ、売上低すぎ。

うちも、2001年頃からネットをはじめ、2005年に大リニューアル、価格を以前の3倍近い値段に改定しました。

正直売るのは難しい。

Movable Type、CSSを外注し、必死でネットのいろはを覚えたこの1年でしたが、セミナー等に出て、他業種とのかかわりが多い中で、ついつい、売上アップ、規模拡大をめざしている自分に気付きました。

ひさびさに、サイトをじっくり読ませてもらって、反省しました。

値段はともかくとして、急いで目標を達成しようとしすぎることを考え直そうと思いました。

長くなってしまい、何を書いているんだかよくわかりませんが、

まとめ:
自分を見直すきっかけになりました。ありがとうございます。これからも勉強させていただきます。

投稿者 久野裕一 : 2006年11月15日 23:58

久野さんお久しぶりです。

HP拝見しました。とてもプロっぽい仕上がりですね。

私も青年塾というところと出会い、志を学びました。今は自分達の暮らしは落ち着いてますので農のよさを広げていきたいと思っています。そういった意味では以前と違ってきたかな。

そう思ってから自然とお客様、またリピーターの方が増えてきました。ありがたいことです。

> 年間4000時間働いて、単純時給2000円。経費のなか
> に、視察、セミナー等、自分に対する投資がかなり含まれて
> います。
いや~労働時間とか、時給とか考えたことありませんでした。我家にとって農は生活とイコールですね。まあ好きなので境目がないのかもしれません。普通のビジネスならよくないことなのでしょうが、農業だといいと思っています。

何せ自然の恵みを私達がいただいているのですから。楽しみましょう。
ぜひまた遊びにきてくださいね。

投稿者 源さん : 2006年11月16日 18:12

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