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2006年05月22日

Ⅱ-2. 独立までの道程⑥

 最初漠然と研修していた時は勉強になるというより、「すごい
な~」「金かかるな~」「とても無理だな~」なんて思っていた
のですが、農家としてもっといい方法があるのではと模索するよ
うになってから色々なことが見えてきました。

 別の農業法人の研修であった友人になった彼がこんなことを言っ
てました。

 「自分は農業未経験だったから漠然とした牧歌的なイメージを
農業にもっていた。でも今はタイムカードで1年中同じ時間に働い
ている。冬も餅加工、かきもち加工と忙しい。立ち上げた頃は冬
は暇で事務所で麻雀をしていたと聞いた、でも夏は日が昇ってか
ら暮れるまでとにかく働いたと。農業を選んだのだから体力的に
大変なのも覚悟していたけど自然に合わせるのではなく、会社の
都合に農を合わせるのは違う気がする」

 今、進んだ会社はフレックスタイム制を導入しています。フレッ
クスタイムなんてまさに農家がやっていたこと。それが法人化す
ることによって逆に遅れた企業化してしまったのではないかとも
とれます。

 研修先はその当時、県内の農業法人でも売り上げ的にも知名度
的にもトップクラスでした。

 その研修先は現会長が立ち上げました。加工場など漬物担当は
奥さんが今でも頑張ってられます。自分達はお母さんと呼んでい
たのですが、現場で頑張ってきた人なので言葉に実感がこもって
いてとてもタメになりました。

 そんなお母さんがある時、「今は売り上げも安定してきて従業
員も沢山使うようになってきた。店も加工場もこんな立派じゃな
かった。でもあの頃、家族だけでやっていた時は大変だったけど
一番楽しくやりがいがあったな~。もう戻れないない。」と心か
らつぶやいてました。

 いつまでも今が一番いいと思える。そんな農業を目指したいと
思いました。

投稿者 gensankimuchi : 2006年05月22日 06:46

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