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2006年07月18日

Ⅱ-5. ミニマム主義へ⑩

  農産物は基本的にその性質上、収穫してから販売までの期間が
短ければ短いほどよい生鮮品です。もちろん穀物などは日持ちし
やすいものではありますが、手元になるだけおいておきたくない
というのが心情になります。

 そうすると、大量に販売するためにはどうしても市場や問屋の
手をかりなければなりません。サービス業出身の自分としては直
売が楽しいし、利幅もある、そして直接販売することによっての
安心感ははかりしれないものがあると思ってました。

 そこから直売出来る量を育てようと思うようになりました。漬
物加工などを含めて私の場合は最初に手がけた30アールが丁度良
いと思えてきました。

 スモールメリットについては以前にも書きましたが、農家の場
合は特に直売のメリットは大きいというのを実感しました。

 よく大量仕入れをすると原価が安く抑えられると思われがちで
すが、性格上、市場やスーパーなど間を通さなければならないの
で結果的にはひとつあたりのもうけは少なくなります。

 そこで計算してみたのですが、日本の農業の場合は人件費、機
械代、土地代が高いため規模拡大イコール収入UPに決して繋がら
ないことが分かりました。

 極端に言えば、今、慣行農業で市場に出荷している形式の農家
の場合、面積を半分にして直接販売した方が表面上の売り上げは
ともかく手元に残る収入は大きくなることが分かりました。

 そんなところから小さくてもやれるのではないかと思えるよう
になってきました。

 もちろん農業の場合は土地を守るという点もありますので簡単
には言えませんが、これから農家を目指す人には農業の場合、面
積拡大イコール規模拡大ではないし、収入アップに繋がるわけで
はないということを知ると、無理しなくてもいいと思えるのでは
ないでしょうか。

投稿者 gensankimuchi : 2006年07月18日 05:50

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