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2006年08月08日

Ⅱ-6. 風来歳時記①

  新シリーズです。この章では風来の具体的な成り立ちや作業を
書こうとしていたのにまた想いを書いてしまいました。これでは
いかんということで今の風来、そして最初の頃の風来を思い出し
ながら時期によってどんな作業、経営をしているか書いていこう
と思います。

 特に野菜の作付けについては試行錯誤の連続で最近ようやく落
ち着いてきました。まあそれでもまだまだ。毎年学ぶこともあり
ますし、気候によってももちろん違います。ここでは出来るだけ
具体的に月単位で書いていこうと思います。

 その前に風来の一年の流れを大雑把に述べていきましょう。

 農家の一年は3月から始まります。ちなみに今の農の暦は3月か
ら始まります。余談ですが、今の暦(グレゴリオ暦)も3月で始
まり2月で終わります。それでうるう年の日の調整は2月になる
のです。

 といっても3月の前にはぼかし作りや畑の計画など、下準備があ
ります。その計画がすべてといっても過言ではありません。

 3月!!、それは一年で最も畑仕事が忙しい時期かもしれません。
畑に作物はないのですがこれからの一年に向けて、最も重要な土
作りです。

 春は種蒔き、土作り、定植などが重なっていつの間にか時間が
経っているという感じです。この時期はここ北陸では野菜があま
り穫れないということもあり、また別の想いもあって風来ではハー
ブ、野菜苗を販売しています。こちらも定番になってきました。

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2006年08月09日

Ⅱ-6. 風来歳時記②

  3月は農閑期でなまった体から一気にトップギアに入れる忙しさ
です。その後は定植など順々に行われて少しペースダウンになっ
てきます。

 梅雨に入ると一段落。そのあたりから雑草との攻防が激しくな
ります。雑草は土作りもしてくれますが、夏の雑草は太陽の光を
求めて上に上の伸びますので作物の成長の妨げになります。しば
らく放るておくと雑草の中に野菜がみえないくらいになります。

 夏になると実野菜の収穫ラッシュ。葉野菜、根菜と違い、実野
菜は取り損ねるとどんどん大きくなっていくので油断がなりませ
ん。また早朝に収穫をするかしないかで保ちが全然違うので、こ
の時期が一番の早起きになります。

 晩夏の8月後半からはもう秋・冬野菜に向けて始動です。9月は
は秋・冬野菜の畑準備でこれまた忙しい時期です。石川では9月の
中頃が稲刈り(こしひかり)のシーズンです。

 秋も中ごろになると畑も落ち着いてきます。秋祭りのシーズン
でもあります。秋・冬野菜は根菜など地味な野菜が多いのですが、
大地を感じさせてくれる滋味深いシーズンです。

 またこの頃は秋の催事シーズン。以前は随分あちこちの収穫祭
などに顔を出しました。最近は落ち着いてきたかな。それでも直
接お客さんの顔をみて販売するのは楽しいです。

 冬の寒い時には盛夏の畑を想像するのは難しいのですが、盛夏
に雪に埋もれた畑を想像するのもなかなか難しいです。

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2006年08月11日

Ⅱ-6. 風来歳時記③

  畑で忙しいのは定植、種蒔きが集中する春先、晩夏の時期です
が、正確にはその前段階の土作りの時期です。晩夏の場合その時
期はお盆前から9月中頃になります。

 春と違って秋・冬野菜は少しづつ時期がずれますので多少は楽
なのですが、その分炎天下の中の作業になります。

 そんな忙しい時期が終わった~と思ったら秋祭りシーズン。元
々稲の豊作を祝っての地元神社の神輿かつぎですが、丁度ほっと
した時期と合います。

 秋は春、夏と違って最初こそ間引きや虫除けに手間がかかりま
すが後はそれほど管理もいらず、畑仕事自体は少し楽になります。

 その頃を見計らっての催事シーズン。農業は究極のサービス業
と公言をはばからない私としてはもちろん大好きであちこちに出
かけてました。

 それこそ9月の終わりから11月いっぱいまで毎週末はどこかで収
穫祭とかデパートの催事へ。始めた当初は小遣い稼ぎではなく大
事な収入源でしたのでそれこそ力が入りました。

 それでも最近はある想いから減らすようにしてきました。そん
な催事シーズンも終わると12月、冬はまさに漬物シーズンです。

 12月前半から漬物がどんどん忙しくなります。このあたりでは
糀漬け、かぶら寿司などが年末の風物詩です。ピークは年末。そ
こでパタッと終了。新年とともに農閑期になります。

 駆け足で語った風来の一年ですが、この後は月ごとに細かく、
そして農作業だけでなく、販売しているアイテムなども書いてい
こうと思っています。

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