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2006年12月11日

Ⅲ-3. いざ独立(土地取得)①

 農業研修も終わり、いよいよ独立。これまでは農、土に触れてくれ
ればいいと思ったし、また農の形態も色々あったので広く書いてき
ましたが、これからは独立農家への道ということでミニマム主義農
家に限定して書いていきたいと思います。

さて農家として独立するために先ず必要なもの。それは農地です。
農地がなければ農家は出来ません。これは当たり前のことです。
ただ問題はどのくらいの面積が必要かということです。

まったくの非農家がいざ農地を手に入れる、また借りるとなるとな
かなか大変なものがあります。そこでとにかく農地が手に入ればと
なりがちですが、手に余る広さは失敗のもとです。

先述しましたが、日本の場合は農地、人件費、機械代、資材費が高
いので面積を広くした場合、表面上の売り上げは上がっても手元に
残るものは少ない、ヘタするとマイナスということも多々あります。

我が風来は最初から加工を視野にいれましたので、30a(アール)と
いう日本一小さい農家で出来ていますが、まあこれは例外的でもあ
るでしょう。

そこで数字を調べてみたところ、効率のいい面積が分かってきま
した。それは畑作なら2~3ha(ヘクタール)、稲作なら10haでした。

それ以上となると畑作の場合は一気に12ha、稲作なら30haにいかな
いと収入と支出のバランスが悪いということも分かりました。

いずれにせよ、一気にそこまで手に入れることが出来ないと思いま
すが、上記の面積をまず目指してみるというのがよいでしょう。

逆にある程度行きますと周りから農地を斡旋される機会も多くな
ります。その時はこのことを頭に入れておくと無理のない経営が
出来ると思います。

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2006年12月12日

Ⅲ-3. いざ独立(土地取得)②

 それでは実際どうやって土地を取得、また借りれるのか。実家が
兼業農家でもやっていれば話は一番早いでしょうが、そうでなけ
ればなかなか大変です。

それでも今は県の農業試験所や普及所などで農地を斡旋してくれ
るところもあります。

ただそこで問題なのはひも付きでないかどうかということです。
公的機関だと経営計画書を出さなければならなかったりするとこ
ろもあります。そうなると思うような農業が出来ない可能性もあ
ります。農的暮らしもまだまだ理解されていないようで・・

しかし土地、農地がないのは不利と感じるかもしれませんが、裏
をかえせば農地にしばられることなく探せるということでもあり
ます。

もちろんその場所場所で利点も欠点もありますが、農的暮らしを
目指すときはまわりの環境も大切になります。

また農的暮らしというと山の中と考えてしまいがちですが、それ
は短絡的かと思います。

人とのかかわりがなければ「業」にはなりません。山には山の里
には里の使命があります。

いずれにせよ地域の人間関係が何より大切です。出来るだけ具体
的なビジョンを描くことが肝要になります。

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2006年12月14日

Ⅲ-3. いざ独立(農業技術)①

 農家として、やっていくには農業技術ももちろん必要です。ミニ
マム主義では適正な面積で効率よく農をするのが無理なくまた幸
せに近いと考えています。

今年の冬も野菜が豊作で大暴落しています。白菜がスーパーなど
の売値で1玉130円なんて値段で売っていた日には市場出荷さんの
農家さんの手元の残るのはいくらぐらいだろうと考えてしまいま
す。もしかすると箱代も出ないのではないでしょうか。

それなら面積を半分いや1/3にして、時間が空いた分直売する方向
に切り替えた方がいいのではと思います。

そして面積が狭くなった分、手をかけられますので無農薬栽培に
していくとより自信をもって奨めていけます。

お客さんと直接繋がる。これは精神的に大きな強みでもあります。
というわけでミニマム主義農家には無農薬栽培を奨めます。

では実際どこで技術を習得するか、もちろん研修先で習えれば一
番ですが、先にも書いたとおり、1年や2年で習得するというのは
無理です。

そこで参考にするのが色々な書籍になると思います。本ですと無
農薬栽培の本、経営の本は沢山出ています。

ただ最初に陥りやすいのはあれもこれもと読んで、いいところだ
けつまむ、ヘタすると自分の都合のいいところだけ実践するとい
うことです。

これをやると100%失敗します。まずは一冊の本をジックリ実践し
ていくのがよいでしょう。

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2006年12月15日

Ⅲ-3. いざ独立(農業技術)②

 無農薬栽培の本は今沢山出ています。なかには本当に簡単に出来
るようなタイトル、内容のものもあります。

今は無農薬栽培、有機栽培から農薬はもちろん、肥料もやらない
自然農法、また個人の農法をオリジナルな名称で呼んでいるので
まさに百花繚乱といったところ。

行きつくところは自然農法なのかな、と思うのですが、そこに至
るにはまさに自然を見る目が必要とされます。

またそれぞれ気候や土の状況も違いますので同じことをしてもま
ず出来ません。

風来では山土を客土したところから始めましたので、。まっ茶、
茶で土に養分がまるでありませんでした。

雑草も生えないありさま。まあその分汚染されていないというこ
とですが、まさに一からのスタートでした。

当時は有機農業の技術もまだまだ確立されておらず、先輩農家さ
んのところに行ってもこちらの技術があまりに未熟でチンプンカ
ンプンでした。

そんな状態ですのでとにかく本頼り、それこそ色々な本を読んで
自分の都合のいいところだけ試しては失敗の繰り返しでした。

それでも農業ほぼ未経験と先入観がなかったのが逆によかったか
と思います。

最初に慣行栽培で穫れる、見た目が虫食いひとつなく大きなもの
(本物の野菜は普通に販売されているものとくらべてひと回り小
さくズッシリしている)が当たり前だと思ってスタートすると厳
しかったかもしれません。

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2006年12月19日

Ⅲ-3. いざ独立(農業技術)③

それでは私がこれまで読んで試してシックリきた本はというと一
番目は「EMいきいき家庭菜園」(大型本)サンマーク出版でしょ
うか。

こちらはEM農法という有用微生物菌を使った農法なのですが、
農薬を使わず、化学肥料を使わない野菜を育ててみたい人の入門
書としておすすめです。

土作り、堆肥づくりも記されていて野菜もそれぞれ写真とイラス
トで説明されています。初心者はもちろんですが、今でも大変重
宝している1冊です。

2番目は野菜づくり名人の知恵袋―自然農法のコツのコツ (単行本)
加藤 義松 (著) です。

こちらは「自然農法に情熱を燃やす野菜づくり指導の第一人者が、
初心者のための失敗しないコツを一挙公開!!」となっています。

どちらかというと農業中級者から上級者向けになります。上記の
本を補完する意味で最適です。農業技術の幅が広がります。

経験をもとに書かれていますので実践的です。

3番目は家庭菜園ビックリ教室 (単行本)井原 豊 (著)です。
私が無農薬栽培するにあたり最初に手にとった本です。

「作者の農業経験50年の知恵をこの本に結晶。のびのびと野菜を
育てる技術を紹介。」のとおり分かりやすいです。

作者の故井原さんは「農業には明日はない、しかし明後日はある」
という言葉になるほどと思いました。

いい本というのは根底に哲学がありますね。

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2006年12月27日

Ⅲ-3. いざ独立(農業技術)④

 さて、本も選んだというところで実践あるのみです。先述したよ
うに農は経験がすべてです。

研修しながらでも、家庭菜園でもいいので自分でイチから野菜を
育てる。そのスタートが一年でも早ければ、早いほど経験になり
ます。

では実際、どんな道具が必要なのか。今は大型農業機械が当たり
前の時代ですが、ミニマム主義では必要としません。大型機械を
操ることは傍から見ると農家の代表格的な仕事ですが、本来は違
います。大型農業機械がないと農業が出来ないという思い込みか
らまずはずれなければ借金サイクルにはまっていきます。

本来農はクワ一本出来るもの、原点をそこにおくと揃えるものが
違ってきます。

機械ではなく器械、つまり道具を使いこなすことが出来ればその
後の応用力が違います。

そこで農業を始めるのに最低限必要の道具といえば・・。
まずはクワ、三又クワ、三画スコップ、レーキ。もちろん作業着
や長靴、防寒、防雨具も必要です。

農家の実力が問われるのが何といってもクワ使い。クワにも色々
な種類がありますが、最初は先が丸くなっている丸クワが使いや
すいです。

クワにだけは最初からいいものを持ちましょう。クワが使えるよ
うになると「俺って農家~~」と思えてきますよ。

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2006年12月30日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)①

 自然相手の農作業道具はそれこそキリがないくらいあります。ま
たオリジナルで農作業道具を作る人も当たり前にいます。

程度の差はあれどの農家もそれぞれ工夫していると思います。中
には溶接までしている人も。それが自然相手の農の面白さでもあ
ります。今の日本にこれだけ手作り感が残る職業もありません。

さて無農薬で野菜を育てるとなると先に書いた基本の道具以外に
あると便利な道具というがあります。

その代表格が三角クワです。かなり鋭利な三角で土の表面を削る
のが容易です。雑草が小さい時などこれがあると腰をかがめなく
てすみ、大変便利です。

そして土を鎮圧する鎮圧器。昔グランド整備に使っていた大きな
わっかの小型版です。土はふわふわの方がいいと考えがちですが、
堅い方があとの根ののびがよくなります。起こしたばかりの畑は
フワフワしてますので鎮圧器が重宝します。

その他、種を蒔くのに便利なのがゴンベイという器械です。これ
は種をセットして所定の幅にすると一度転がしただけで種蒔き、
覆土、鎮圧してくれるというすぐれものです。

先に書いたように農作業道具もキリがないくらいありますし、販
売総数が少ないため、思ったより高価なものもあります。

自分の畑にとってどの道具が合うのか、キチンと作業効率と秤に
かけて買うことが必要です。

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2007年01月05日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)②

 出来るだけ自給自足をしようというミニマム主義ですが、道具を
含めて色々なものを買う必要が出てきます。

農業機械ではあると便利なのが耕運機です。他の大型農業機械と
比べてかなり活躍しますので価値はあります。

風来ではもう少し小型の管理機と独立してから3年目に中古でトラ
クターを買いました。

トラクターも便利ですが、ミニマム主義では春と秋に使ってあと
はもっぱら管理機の出番です。

少量多品種が基本のミニマム主義農業。同じ野菜でも収穫時期を
ずらしたりするため、ひとうね、ひとうね違う野菜が植わってい
ることも珍しくありません。

そうなるとまとめて耕うんする必要がありません。また土が出来
てくると耕さない不耕起になってきますのでますます必要なくなっ
てきます。今回のトラクターが壊れてしまったらもう買う必要は
ないかと思っています。

さて中古の農業機械は以前は農業機械メーカー、農協がガッチリ
おさえてあまり表に出てこなかったのですが、最近はネットオー
クションで多く出てくるようになりました。

使い方によりますが、ネットオークションは経費を抑えるには非
常に有効です。

後述しますが、これからの農家にはホームページも不可欠になり
ますのでこれからの農家は何よりパソコンが必要になってくると
思います。

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2007年01月10日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)③

 パソコンの活用については今やどなたもご存知でしょうが、農家
にとっては鬼に金棒です。

風来では当時まだまだインターネット黎明期でしたので買った目
的は印刷でした。

何を印刷するか。それは漬物のラベルです。そしてポップとポス
ター。

ミニマム主義では年間生産50袋限定なんて漬物、加工品もありま
す。それにイチイチ印刷屋さんを通してラベルなんて作ってられ
ません。

印刷屋さんのクオリティーが高いのはもちろんですが、数が勝負
です。1ロット10000枚ぐらいいかないと小さなラベルでも10円以
上してしまいます。

その点パソコンですと好きな時に好きな数だけだせます。

今はパソコンもプリンターも随分安くなりました。ただ気をつけ
るのはプリンターをそのような目的で買うときは耐水製インクが
必要になります。

染料タイプではなく顔料インクタイプのものだと漬物のラベルに
使っても落ちることなく充分使用に耐えます。

そしてラベルがあることによって価値がグッと増します。宛名用
のラベルシールを利用して気軽に作ってこだわりを表現。いいで
すよ~。

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2007年01月11日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)④

 パソコンでいえば、最初に買ったのは先に書きました、漬物のラ
ベルを作ることが目的が主目的だったのですが、今はホームペー
ジでのネット販売になくてはならない存在になりました。

文字通り地に足をつける農。バーチャルだからこそそういった現
実感がこれからますます必要とされてくると思います。

そして資材を揃えるにも何かと使えます。オークションが出来て
本当に状況が変わったのではないでしょうか。

さて、その他の取り揃える買い物としての買い方もポイントがあ
ります。

最近はカード払い等、まとめて払うことも出来ますし、農協など
を使えば簡単に口座から引いてくれます。

ただミニマム主義の場合はよほどの大きなものでない場合は現金
で買うのをお勧めします。

今の社会の経理では現金は極力少なくするよう勧められます。し
かしカード払いや月末まとめての支払いだと、まさに現実感が湧
かずついついいらないものまで買ってしまいます。

立上げの苦しい時期だからこそ現金で買うことがいいのです。そ
の実感が物を大切にしたり、本当の価値が分かるようになります。

農業は自然相手なのでオリジナルのものも多いです。逆に言えば
手作りで代用可能なものも多くあります。

価値をリアルに感じる。後々に必ず活きてきます。

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2007年01月16日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)⑤

 さて以前に公的資金を借りると利子はつかないけど購入先は農協
からだけになってその農協はホームセンターなどより2割高いので
結局2割の利息を払っているのと同じだと書いたことがあります。

今は新規就農者に対して手厚い保証がありますが、そこに甘える
とまず成功できません。

もちろんそれを分かった上で借りるというならOKだと思います。
ただ数字だけでものを買うとついついいらないものまで買ってし
まいます。

農業は土という現実に向き合います。現金で買った方がいいとい
うのは価値が分かりやすいということがあります。逆に一度手に
とってみるというのも大切なことです。

そこで使えるのがホームセンターです。

まず自分で作るというクセをつけるためにも日曜大工道具は欠か
せません。

日曜大工道具であれば便利なのが電動ドライバー、これだけはケ
チらずパワーのあるものがいいです。あと普通ののこぎりと共に
電動のこぎりもあれば何でも加工できます。

ホームセンターで実際手にとってその上でネットオークションな
んかで安く買うのもいいでしょう。

いかに応用するか、そのヒントがホームセンターにはたくさんあ
ります。

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2007年01月19日

Ⅲ-3. いざ独立(道具)⑥

 日曜大工道具。電動のこぎりや電動ドライバーなどなど。持つま
ではかなり敷居が高く感じましたがいざ手にとると非常に使える
ことが分かりました。

今はどんなところでも規格品が出回っていて手作りする機会がほ
とんどありませんが、だからこそ手作り出来る農という業種は生
活力の強さを感じます。

それとは別にホームセンターは本当に使えます。DIYというこ
とで完成途中というものが多く、用途が限定されてないものも多
々手に入ります。

農業用品はオリジナリティーが高いく、出回る数がそれほど作ら
れず勢い高価になってしまいます。

しかし既存品を使って農業用に転化すると意外に安く色々なもの
が利用できます。

そういった意味では応用力がものをいいます。風来ではよくキャ
ンプ用品を農業用に転化したりしています。

あと直接農業ではありあませんが、漬物を入れる時に使うもの。
大きなジョウゴが必要なのですが、オリジナルで作ってもらうの
がほとんどですが、そうすると高価になります。

そこで風来では雨どいのつなぎを利用したりします。これが便利
で安い。

視点を少しかえるとホームセンターはまさに宝の山になります。

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2007年01月23日

いざ独立(資金)①

 農家としてやっていく。独立するだけでなくその後も長くやって
いくという条件に「土地」「農業技術」「資金」「販売能力」の
うち頭抜けたものがふたつあれば出来ると考えています。

ミニマム主義の場合は頭抜けるといってもそれぞれそんなにすご
いものでなくて良いのですが、それでも4つのうち、2つは既存の
農家さんより得意でないと苦戦は予想されます。

そうなると「土地」と「農業技術」となると既存農家さんにはそ
うそうかなうものではありません。そこで異業種から参入となる
と後半2つになるのではないでしょうか。

そういった意味でも借金の塊である農業機械、道具を出来る限り
少なくしていこうとこれまで道具編で語ってきました。

冒頭にこれから農家を目指す人は有利である、何せ農業での借金
はまだないのだからと書きました。これからだからこそチャンス
がある、本当にそう思います。

さて、では実際その資金。農業新規参入者にとって、一番かかる
のは農地、次に農業機械、農業資材(ビニールハウスなど)と思
われるのではないでしょうか。

もちろんこれまでのやり方だとその通りだと思いますし、そう間
違っていないと思います。ただ視点として抜けているのが安定し
て収入を得るまでの期間の生活費、ランニングコストです。

ここをシッカリ考えておかないといけません。農は収穫出来るま
で時間のかかるものです。まして安定収量を得るとなると・・

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2007年01月24日

Ⅲ-3. いざ独立(資金)②

 風来には就農したいという相談がよく寄せられます。最近は単身
の女性が増えてきました。

こう見ていると長く続きそうなのは女性が多いかなと思えてきま
す。それは女性の場合非常に現実的なのです。

いずれは独立したいという気持ちがあっても、それまでの間は他
に収入を得る仕事をしながら研修や農業経験をしたいという人が
ほとんどです。

男性の場合は夢や想いの方が先行して仕事を辞めてしまった、と
か給料はいらないので研修させてほしいという方が多いです。

もちろん突破力が必要な時がありますので男性の突破力も必要で
すが、家庭をもっていてそういう行動に一気に出ると家族の理解
は難しいのではないかと思います。

農業はまさに地に足をつける産業。そしてミニマム主義は幸せな
農業を目指そうというもの、そしてその幸せの足元は家庭です。

少し話しがそれました。さて農業資金。前回農業は収入になるま
で時間がかかると書きました。

その間、どのくらいの生活費が必要かというとやはり一年は暮ら
せるというのが理想であります。

もちろん収入を得るまで他で研修、仕事をしながらということも
必要です。親元に暮らしている場合はそういった意味では楽なと
ころがあるかと思います。

まあその分、家族の理解を得るというのが大きな壁になりそうで
すが。

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2007年01月25日

Ⅲ-3. いざ独立(資金)③

 生活費を稼ぐのも大切なことです。研修しながら家庭菜園レベル
でも自分で育ててみるのが大切と書きましたが、独立した時でも
当初は時間があるならアルバイトでも何でもした方がいいです。

そういった意味では男性の方がプライドが高いところがあります。
理想の暮らしもいいですが、家族を犠牲にしては長く続きません。
足元を大切に夢に向かっていくのが幸せな農家の近道でもありま
す。

さてそういった意味でバイト、仕事となると一番いいのが農業法
人さんで働くことでしょうか。

研修の時と違って出来れば時間の自由が利く方がいいです。農家
さんは忙しい時期が決まってますのでタイミングさえ合えば、そ
ういったアルバイト、お手伝いさんがいたら逆に助かります。

例えば稲作農家さんの場合だと種蒔き、田植え、稲刈りの時期な
どピンポイントで手伝うことも可能かと思います。

そういった意味でも研修時代にネットワークを広げておくことが
必要です。

また地域にもよりますがお米農家さんは規模を大きくやっている
ところが多いと思いますのでアルバイトしやすくもあります。

自分自身の農業スタイルが稲作農家でなくても稲作農家さんとの
つながりを深めておくのはとてもプラスになります。

米ぬかや稲わら、もみがらなど直接的な資材を分けてもらうツテ
という意味もありますが、大きくやっていると資材屋さんなんか
の紹介もしていただけます。

余談ですが、稲作農家は多少規模が大きくなければやっていけな
いところがあります。それはかかる機械、ライスセンターなど固
定資産が多いからです。

ご飯とおかずの関係のように大きな稲作農家さんのまわりにミニ
マム主義の野菜農家がある。これが地域的にバランスのとれた姿
かもしれまません。

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2007年01月29日

Ⅲ-3. いざ独立(資金)④

 安定した収入が得られるまで他に仕事をするなら農家さんもいい
と思います。仕事がそのまま自分のやる農に直結しているからで
す。

そういった意味でも農業研修中にネットワークを広げておく必要
もあると思います。また研修先でそのまま不定期にというのは甘
えが出てくるのでやめた方がいいでしょう。

ただ研修先自体が他の地域だったりとそう農家さんが都合よく見
つからないというのもあると思います。

そういった場合は農家にしばられる必要もないと思います。また
逆に先を考えて色々トライしてみるのもよいかと思います。

例えば一番身近なのが新聞配達。朝の畑仕事と重なるかもしれま
せんがその分、昼が使えます。

新聞配達も収入を得るためというだけでなく、見方を変えると地
域コミニティーを深めるというのにも非常に有効です。

日本の有機農業者の場合はたいがい、契約した家に野菜BOXを配る
というのが定番でした。

新聞配達するついでに自分のところで穫れた野菜の販売のチラシ
を入れてもいいでしょうし、また実際にお奨め出来る機会もある
でしょう。

また新聞配達をすることによって規則正しい生活にならざるを得
ないので農家クセをつけるにはもってこいです。

ようは何を目指しているかによりますね。農業技術、金、地域コ
ミニティー、先々の目的にかなうものを選ぶことも必要です。

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2007年01月30日

Ⅲ-3. いざ独立(販売)①

 他産業から農業へ参入して幸せな農家になるためにはこの「販売」
というのがかなり大きなウエイトをしめてきます。

なにせ農地、農業技術という意味では既存の農家さんにはかない
ません。そのふたつだけでうまくやれるなら、ここまで農業が大
変だ~と言われることもないでしょう。

違う視点から見るからこそ感じる農の可能性。そんな可能性を感
じるからこそ、今農業が見直されてますし、独立農家になりたい
と思ったはずです。

農的暮らし。ロマンを感じる言葉ですが、現実をともなってこそ
です。また普段の暮らしが出来ていないとどんなに農は素晴らし
いといっても広がりません。

そんな意味で販売というのは生活を支える上でも不可欠なもので
あると同時に農の良さを広める可能性のあるものです。

「初心忘れべからず」という言葉がありますが、これからの農家
にはもっとも必要です。

最初に土に触れた時、種から芽が出たとき、全滅の危機、収穫の
喜びなど初めての体験はそれぞれ衝撃的なものです。

その想いを伝える、それはミニマム主義だからこそ出来ることで
あり、それを忘れては根本がなくなってしまいます。

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2007年02月01日

Ⅲ-3. いざ独立(販売)②

 さてそうはいっても、販売もどこから手をつけていいのやらとい
う人もいるかと思います。

すべての人が営業畑にいたわけではないでしょうから。しかし先
にも書いたように農を感じる想いが強く、初心を忘れなければ先
入観がないので思わぬ販売が出来ると思います。

ただ農業販売、直売の難しいのはニワトリが先が卵が先かという
問題です。

それは売り先を見つけてから農産物を育てるか、農産物が出来る
のを待って売り先を見つけるかという問題です。

農産物は基本的に生ものですので日持ちがしません。ですので売
り先が決まっていれば安心できるのですが、独立したての頃は農
業技術もありませんので約束した量を確保というのは非常なプレッ
シャーになります。

特に直売だと安全、こだわりという観点から無農薬栽培になるこ
とが多いのですが、そうするとさらに安定するまでに時間がかか
ります。

そういった意味では売り先確保は最初買取りのところではなく持
込で自分で値段がつけれて余ったものを持ち帰る形式のところの
方が安心できます。

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