根本的な原因

 今日は朝からいい天気。しかも秋の風となってきもち良い日となりました。太陽に思わず合掌です(^_^)

 さて、先に起こりました、北海道の漬物屋さんでのO157の事件。その後の報道もされていましたが、
事件の大きさの割りにはワイドショーなどでもあまり騒いでいないように思います。

 それはまだ原因が特定出来ていないということと、
そして事が大きすぎて影響がどこまで広がるか分からないというところがあろうかと思います。

 昔から漬物は保健所に対して許可制ではなく申告制でした。それだけ安全な食べ物だったということでしょう。
そして本来安全であるはずの野菜。その野菜の安全性が揺らぐとなるということは「食」の根底を揺るがすことにつながりかねません。

 ただ今回の一連の報道の中で何気なく流れていましたが、個人的にかなり引っ掛かったのが漬物に対する消毒。
報道を聞いていると販売されている漬物は当たり前のように塩素(次亜塩素酸ソーダ)で消毒しているかのようでした。

 次亜塩素酸ソーダはそれだけで発癌性が疑われているものでもあります。風来ではもちろん使用はしておりません。

 そして病原性大腸菌O157はほぼ牛由来であることはわかっています。
今回の事件の原因も牛糞堆肥を使用して育てた白菜が原因ではないかと言われています。

 ただ本来であれば牛糞堆肥も切り返しを何回もして温度を上げればO157も生存出来ていなかったはずです。
コスト削減のため温度を上げず未熟堆肥のまま使用したためと思われます。

 そもそも牛の腸すべてにO157が存在している訳ではありません。これは私の推測でしかありませんが、抗生物質等の使用、
そして行き過ぎた消毒体制がO157を生み出したのではないかと思っています。

 東南アジア等いわゆるあまり衛生的でないところにはO157は存在していません。

 当初夢の薬と言われた抗生物質ペニシリン。それらの抗生物質がどんどん効かなくなってきた細菌が出てきました。
それと同じような現象が起こっているのではないでしょうか。

 先日保健所から電話がかかってきて、「漬物を漬ける前に野菜を消毒するよう指導が入るようになるかも・・」と言われましたが、
本当にその方向に進んでいいのでしょうか?

 もっとその問題の根本を見なければならない気がしてなりません。

 風来では地元の米ぬか、そして地元の大豆で肥料から手作りして野菜を育てることからスタートしています。

 その食がどのように育て、作られてきたのか・・私達はもっともっと関心を持たなければならないと思います。

 食は命の元なのですから。

新着・おすすめ商品


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です