六次産業化?

このところ農政局より六次産業化についてのアンケートなどがよく届きます。ふと思うのですが、スローフードに地産池消、農商工連携など言葉がメジャー化(補助金がついてきたり)すると固定概念化されてきてしまうのではないかと思うようになりました。今ならその六次産業化という言葉。

六次産業化といえば、野菜農家は漬物を、米農家は餅を作って売るればいい・・なんて。そしてそのための加工場には補助金を出す・・。って!、やっているところはもうやってますよね・・(^_^ゞ

まるで加工さえすれば農家の収入が増えるかのよう・・このままでは「国やぶれて山河あり」ならぬ「農家つぶれて加工場残る」にならないか心配です。

本来の六次産業化というのはニーズに対して、ニーズをみつめて直接届けるという発想、そして販売出来てこそだと思います。

そういった意味ではバランスのとれた野菜セットなんかも立派な六次産品。

風来は漬物のためにその漬物に合った野菜を育てることからスタートしました。種から語れる漬物屋。これこそ農家の強みと実感しています。そしてこれからは命の時代が来ると信じて、命の価値観に対して高い野菜を育てるべく無肥料栽培に切り替えました(苦労はいろいろありますが・・(^_^ゞ )

最先端の企業の中には利益を第一の目標としないで、継続することが目標とするところも増えてきました。目先の利益を追求してしまうと原材料費を抑えるたり、人件費を抑えたり、ヘタするとミートホープのように不正が行われたりしてしまうかも・・

でも100年継続出来る企業を目指したら結果的にごまかさず、社員にもやさしい三方よしにしないと続かないということが分かってきます。

そして農業こそ継続していくことが大切なのではないでしょうか・・何千年も先人が守ってきてくれて今の農地があるのですから。

そんな農業が継続出来る国は国としての土台もしっかりした国になると思います。農家も食べる側も国もそんな目標をもったてくれるといいな~

と小雨降り続く中、考えたりしました。まあ風来の場合はまさに自分が家族が安心して食べれるような・・というところから来てたりするのですが・・(^_^ゞ

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