恐れていたことが・・
今日も秋晴れのいい天気。そんな中暗くなるニュースが・・
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0101I_R01C12A0CR0000/
↑のニュースのタイトルは「浅漬け業者、9割近くが殺菌記録なし 厚労省調査」となってますが、本質はそこではありません。
記事によると・・
「集団食中毒を受け、全国の浅漬け製造施設を立ち入り調査した結果、87%で製造・
加工過程で殺菌を実施した記録が残っていなかったことが1日、厚生労働省のまとめで分かった。
先の北海道での白菜浅漬けO-157事件を受けて厚労省が、
漬物を作る際に塩素系溶液などを使った殺菌方法を新たに盛り込むこととなりました。・・つづく」
この記事だとまるで消毒(塩素消毒)していない業者が悪いようになっているけど・・野菜を塩素に漬ける方がよほど不自然です。
それだけで発癌性が疑われる塩素。それを国が推奨するようになるとは・・。
今回大きな矛盾があると思うのは・・この記事にあるように87%の漬物屋さんは塩素消毒はしてませんが、
その塩素消毒としていない漬物屋さんからO-157が出たわけではありません。塩素消毒していた会社からO-157が出たのです。
なので塩素消毒を推奨する意味が分かりません。
大切なのはO-157の感染経路です。O-157は牛の腸内に存在しているもの。
(もちろんすべての牛に存在しているわけではありません)。これだと何の根本的な解決になっていません。この伝でいくと、
市販されている生野菜もすべて塩素消毒して食べろということでしょうか?
原因の究明ではなく、臭いものには蓋をするという方式には納得がいきません。
ともあれ今のところは指導とか推奨という形になりそうですが、そうしておいて法制化していくのも常套手段。
目を離さず見ていくこと大切だと思います。いつの間にか塩素まみれの漬物しかないなんてなったら・・想像しただけで怖くなります。
漬物が体にいいのは以前にも書きましたが乳酸菌が活きているから・・
塩素消毒したら乳酸菌も死んでしまい発酵食品のよさはなくなります。
何より塩素消毒さえすればよしとする風潮になった時が怖いです。抗生物質のようにいずれ大きなシッペ返しがきます。
風来では米ぬか、大豆を中心とした自家製肥料で野菜を育てています。漬け物ももちろん無添加。即席ではなく、
昔ながらの漬け方なので乳酸菌も元気です(^_^)。
「命」を基準に信頼関係が結ばれるそんな農家をこれからも目指していきたいと思います。